2026年9月号
Stevisse™ advanced botanical ingredient(ステビース):低刺激で肌を改善する、レチノール代替&ブースター成分
| 月号・特集 | Cosmetic Science 2026年9月号 |
|---|---|
| 論文No | 06 |
| 著者所属 | ルーブリゾール・ライフサイエンス、リポテック S.A.U. |
| 著者 | Cristina Bonell, Catrin Yousiff, Mauricio Valerio-Santiago, Gemma Mola, Raquel Delgado |
| タイトル | Stevisse™ advanced botanical ingredient(ステビース):低刺激で肌を改善する、レチノール代替&ブースター成分 |
| 論文の概要(要約) | レチノイドは高い効果の一方で刺激や配合規制強化の懸念があり、代替原料への関心が高まっている。ボルドー産の有機栽培ステビアからPhenobio亜臨界水抽出で得たStevisse advanced botanical ingredient(ステビース)について、レチノイド関連シグナルの活性化を遺伝子・タンパク質レベルで検証し、被験者試験で有効性、レチノールとの併用効果、低刺激性を評価した。 |
| 研究目的 | ステビースがレチノイドと同様の作用経路を活性化してターンオーバー促進や真皮リモデリングをもたらすかを検証し、被験者で見た目の老化サインの改善、レチノイド製品との併用時のブースター効果、乾燥や赤みなどの副反応の抑制を確認すること。 |
| 手法 | ヒト真皮線維芽細胞と表皮角化細胞の共培養モデルでレチノイン酸と比較し、RT-qPCRでRBP1・RARA・RXRG・HAS2・HB-EGFなどの遺伝子発現を、ELISAおよびAlphaLISAでⅠ型コラーゲンやエラスチンなど真皮の構造タンパク質を定量した。抗炎症作用も評価し、被験者試験でシワ・肌荒れ・水分量と刺激、レチノール併用時の効果を検討した。 |
| 主要成果 | ステビースはRBP1の発現を18.2%増加させ、RARA・RXRGやHAS2・HB-EGFの発現をレチノイン酸と同等のレベルで高めた。真皮構造タンパク質の産生促進と基質分解の抑制、抗炎症作用が示され、臨床評価ではレチノールより刺激が少なく、シワ・肌荒れ・水分量が改善した。レチノールとの併用では赤みやバリア低下を抑えながら効果を高めた。 |