世界最大の化粧品メーカーであるロレアルグループは、現地時間1月14日、101カ国から寄せられた約1,000件の応募を精査した結果、同社の旗艦的なサステナブル・イノベーション・プログラムである「L’AcceleratOR(アクセラレーター)」に参加する最初のスタートアップおよび中小企業13社を発表しました。5年間で1億ユーロの予算を投じ、ケンブリッジ大学サステナビリティ・リーダーシップ研究所(CISL)とのパートナーシップにより運営されるこのプログラムは、気候、自然、サーキュラリティ(循環性)における喫緊の課題を解決するため、将来的に汎用性があり持続可能なソリューションを促進する触媒となることを目指しています。

木材由来のパッケージから、廃棄物を再利用した原料に至るまで、今回選ばれた13社のパイオニアは、次世代パッケージング、自然由来の原料、循環性をさらに推進するソリューション、さらには予測インテリジェンス・ツールの分野において、極めて高いポテンシャルを示しています。

選出された13社のイノベーター

次世代パッケージング&素材:

  • Kelpi(イギリス): 海藻を活用し、リサイクル可能で低炭素なパッケージを開発
  • Bioworks(日本): サトウキビなどの植物由来原料から、革新的なバイオプラスチックを製造
  • Blue Ocean Closures(スウェーデン): プラスチック製キャップの代替として、繊維ベースのキャップや蓋を開発
  • Pulpex(イギリス): 次世代のリサイクル可能な紙製ボトルの開発
  • PULPAC(スウェーデン): 低炭素な紙ベースのパッケージング・プロセスのイノベーション企業
  • RAIKU(エストニア): 天然木材を、高級感のある衝撃吸収用保護パッケージに変換

自然由来原料:

  • Biosynthis(フランス): 再生可能で生分解性のある原材料を製造
  • P2 Science(アメリカ): グリーンケミカルとバイオ由来の材料を市場に導入
  • Oberon Fuels(アメリカ): 木材やパルプの廃棄物を、スプレー剤などのための再生可能な成分に変換

循環型(サーキュラー)ソリューション:

  • Novobiom(ベルギー): 菌類の自然な力を利用して、複雑な廃棄物を高付加価値製品に転換
  • REPLACE(フランス): 複雑な多層構造の廃棄物を、一段階の技術で耐久性のある新しいアイテムに変換
  • Gàs Verde(ブラジル): 産業プロセスや輸送において化石燃料に代わるバイオメタンを製造

データ・インテリジェンス:

  • Neutreeno(イギリス): 企業がサプライチェーンにおける排出量を算定し、削減するためのデジタルシステム

これら13社のパートナーは、今後CISLのイノベーション・チームによる支援を受け、パイロットプロジェクトの準備に入ります。また、ロレアルのグローバルなリソースを活用し、6〜9ヶ月間の実証実験の機会が与えられ、将来的にはロレアルグループの事業全体においてそのソリューションが導入し、実装される可能性があります。

ロレアルグループ、チーフ・コーポレート・レスポンシビリティ・オフィサーのエズギ・バルセナスは、次のように述べています;

「サステナブルなソリューションの市場投入を加速させるため、私たちは『L’AcceleratOR』を通じて、より明確な目的を持ち、包括的にパートナーシップを追求しています。ケンブリッジ大学サステナビリティ・リーダーシップ研究所、そしてこれら13社のイノベーターと共に、美の未来を共にデザインできることに大きな期待を寄せています」

CISLのチーフ・イノベーション・オフィサーであるジェームス・コール氏は次のように述べています;

「ディスラプティブなイノベーションを世界規模で実現し続けてきた確かな実績を持つロレアルとパートナーシップを組めることを誇りに思います。人、自然、そして気候に利益をもたらす最も有望で拡張可能なソリューションを特定し、それを世界の舞台へと引き上げることで、私たちは持続可能な未来を単なる目標ではなく、現実へと変えていくのです」

これらイノベーターたちの進捗状況や、次回の応募受け付け開始に関する詳細については、
こちらをご覧ください https://www.loreal.com/en/commitments-and-responsibilities/for-the-planet/accelerator/