
BPOM(インドネシア国家食品医薬品監督庁)は、サービスの効率化と安全性向上を目的として最新のシステムNotifikasi Kosmetik 3.0(以下、Notifkos 3.0)を導入しました。旧システムと比べて、Notifkos 3.0はより現代的かつ柔軟であり、従来の静的で非効率的なシステムの課題を解決しています。特に、これまでメールで送付していた書類提出がシステム内で直接行えるようになり、利便性が大幅に向上しました。
インドネシアにおける化粧品登録の変遷
インドネシアで化粧品を流通させるためには、かつてはBPOM への登録のみが必要でした。しかし、ASEAN の調和規制に伴い、インドネシアも加盟国としてASEAN 規制に準拠し、2011 年1 月1 日より通知制度を導入しました。通知制度では、製品の安全性・品質・有効性についての責任が、製品をBPOM に通知する企業側に委ねられています。

年々、通知される化粧品の数は増加しており、その需要に対応するため、BPOM はより円滑なシステムとしてNotifkos 3.0を導入しました。
Notifkos 3.0の新機能
従来のNotifkos では、システムが古く、書類の提出もメールで行う必要がありました。しかし、 Notifkos 3.0では、通知アカウントの所有者がシステム内でより多くの操作を行うことが可能になりました。特に便利な機能は、通知前のドラフト作成機能です。ただし、システム内で5 日間操作がないとドラフトは自動的に削除されるため、注意が必要です。
Notifkos 3.0の主な変更点
| 項目 | Notifkos 2.0 | Notifkos 3.0 |
|---|---|---|
| システムの柔軟性 | 静的・非効率的 | 動的・直感的 |
| OSS 統合 | 一部のみ | 完全統合 |
| 通知キャンセル | メールで申請 | システム内で直接可能 |
| 自動拒否機能 | なし | 14営業日以内に確認がない場合、自動拒否 |
| PIF 提出 | 外部リンク対応なし | 専用フィールドでアップロード可能 |
| 輸出製品・キット登録 | 制限あり | システム内で直接可能 |
| AI 導入 | なし | AIによるデータチェック機能追加 |
Notifkos 3.0の導入と利用開始
Notifkos 3.0の運用開始日は2025 年1 月2 日です。新規ユーザーは https://registrasi.pom.go.id/ でアカウント登録を行い、既存ユーザーは https://registrasi.pom.go.id/ でアカウント登録を行い、既存ユーザーはログイン後、パスワードの変更が必要となります。
BPOM は、サービスの迅速化と簡素化を目指し、システムをアップデートしました。
Notifkos 3.0導入に伴うビジネスの6 つの準備ポイント(BPOM 推奨)
Notifkos 3.0 を利用して製品を通知する企業は、以下の 6 つのポイントを事前に準備する必要があります。
| 1. 規制遵守 | 最新のBPOM規制を理解し、適合すること |
| 2. 生産基準(CPKB/GMP) | GMP(適正製造基準)を満たした製造プロセスを確立すること |
| 3. 許認可手続き | 必要なビジネスライセンスおよび許可を取得すること |
| 4. 入力ノウハウ | Notifkos 3.0の操作方法とシステムの使い方を把握すること |
| 5. 技術要件 | 製品情報、成分データ、ラベルなどの必要書類を準備すること |
| 6. 市場モニタリング | 製品が市場で適正に流通し、規制を遵守しているか監視すること |
株式会社ワールドワイド・アイピー・コンサルティングジャパンでは、日本からインドネシアに化粧品及び食品を輸出するために必要な申請代行、インドネシアの規制に基づき製品の成分チェック、クレームチェックサービス、化粧品のPIF 作成サポートをご提供するとともに、製品通知や登録手続き、また規制チェック等の専門的なサービスをご提供しています。