日本メナード化粧品株式会社(愛知県名古屋市中区丸の内3-18-15、代表取締役社長:野々川 純一)は、顔のタルミを引き起こす要因のひとつである「重力」に着目し、座った状態と仰向けの状態における目もとと頬の形状変化を解析しました。その結果、目もとは頬よりも重力による局所的な皮膚の歪みが生じやすく、その影響が目もとの広い範囲に及ぶことが分かりました。このような日常的に受け続ける重力による皮膚の歪みが、目もと特有の加齢変化に関与している可能性が示されました。

目もとは、見た目の印象を大きく左右します。今回、目もとの悩みについて調査したところ、「まぶたのタルミ」「目尻が垂れてきた」「目の下のタルミ」「目の開きが小さくなった」といった目もとの形状に関する悩みが40代以降で顕著に増加することが分かりました。さらに、実際に測定したデータからも、加齢に伴ってこれらの目もとの形状変化が進行することを確認しました。
そこで、このような目もとの形状変化に「重力」がどのように関わるのかを調べるため、座った状態と仰向けの状態で顔の皮膚表面の形状を測定しました。その結果、目もとは頬に比べて重力による皮膚の体積変化が大きく、局所的な歪みが生じやすいことが明らかになりました。さらに、この歪みは目尻や目の下だけでなく、目もとの広い範囲に及んでいました。
これらのことから、目もとは頬よりも重力による歪みが生じやすく、この歪みが目もと特有の加齢変化に関与している可能性が示唆されました。
今回の研究から、目もとのエイジングケアでは、目尻や目の下だけでなく、「ゴーグルゾーン」と呼ばれる目もと全体を包括的にケアすることが重要であると考えられます。今後、この研究成果を新たなアイケアの提案へと展開していきます。
なお、本研究の成果は2026年9月12日から13日にかけて石川県で開催された第31回日本顔学会大会(フォーラム顔学2026)にて発表しました。
1.目もとの形状変化から加齢を感じる人は40代以降で顕著に増加
全国の20代~70代女性738名を対象に、目もとの加齢変化に関する意識調査を行いました。その結果、「まぶたのタルミ」「目尻が垂れてきた」「目の下のタルミ」「目の開きが小さくなった」といった目もとの形状変化に加齢を感じる人が、40代以降で顕著に増加することが分かりました(図1)。
| <調査概要> 調査期間:2025年7月実施 調査対象:全国の20代~70代女性 有効回答数:738名 調査方法:インターネット調査(自社調査) |

2.加齢による目もとの形状変化
意識調査から、40代以降の多くの女性が目もとの形状変化に加齢を感じていることが分かりました。そこで、実際の変化をとらえるため、20代~60代女性の全顔画像から顔の特徴点を抽出し、加齢による目もとの形状変化を解析しました。その結果、加齢に伴い、目の面積や縦幅の減少、および角度の低下が確認されました(図2)。さらに、皮膚表面の凹凸形状を測定したところ、加齢とともに目の下のくぼみが深くなることも分かりました(図3)。
これらの結果から、加齢によって目が小さくなり、まぶたや目尻が垂れ、目の下のタルミが目立つようになることが分かりました。つまり、意識調査で多くの女性が感じていた目もとの加齢変化が、実際の形状変化としても確認されました。


3.重力による目もとと頬の形状変化の解析
目もとの加齢変化を引き起こす要因として「重力」に着目し、皮膚への影響を検証しました。20代~60代の女性を対象に、座った状態と仰向けの状態で顔の皮膚表面の凹凸形状を測定し、重力のかかり方の違いによる目もとと頬の変化を解析しました。その結果、目もとは頬と比べて皮膚の体積変化が大きく、重力による局所的な歪みが生じやすいことが分かりました(図4)。
目もとは頬よりも皮膚が薄く、さらに、まばたきなどでよく動く部分と動きにくい部分が混在する複雑な構造をしています。そのため、重力の影響を均一に受けにくく、局所的な歪みが生じやすいと考えられます。さらに、この歪みは目尻や目の下だけでなく、目もとの広い範囲に及ぶことが分かりました。このことから、重力による局所的な歪みが、目もと特有の加齢変化に関与している可能性が考えられます。
これらの結果から、目もとのエイジングケアでは、目尻や目の下といった部分的なケアだけでなく、「ゴーグルゾーン」と呼ばれる目もと全体を包括的にケアすることが重要であると考えられました(図5)。

