日本精化株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役執行役員社長:矢野 浩史)は、2026年5月19日~5月20日に米国・ニューヨークで開催されるSuppliers’ Dayに出展し、CEW Awardに「Phytocompo™-PP」をエントリーします。Phytocompo™-PPは、天然保湿成分のみで構成された完全植物由来の次世代乳化剤で、O/W・W/Oの双方に1品で対応し、クリーンビューティーと官能価値を両立する新しい乳化プラットフォームです。
Phytocompo™-PP概要
Phytocompo™-PPは、独自技術により水添レシチンとフィトステロールを複合化させた乳化剤です。O/Wでは多様な油剤を均一かつ安定に乳化し、シリコーンフリーでなじみがよく心地のよいテクスチャーを実現します。レシチン特有の乳化時の着色・臭気を抑えながら、べたつきの少ない快適な塗布感と高い安定性を両立できます。なお難溶性成分であるセラミドを複合化したPhytocompo-Cも販売しています。


なぜ次世代乳化剤なのか?
Phytocompo™-PPは、1原料でO/WとW/Oの両設計を高い安定性と官能で実現するだけでなく、肌を“守る力“や“保湿力“にも寄与します。in vitro評価では、ヒト表皮角化細胞(NHEKs)にPhytocompo™-PP分散液を添加し、UVB照射下で培養したところ、コントロール対比で細胞生存率の維持が確認され、炎症性サイトカインであるIL-1α産生の低下が見られました。


加えて、塗布評価では一般的なノニオン活性剤で乳化したクリームに比べ、Phytocompo™-PPで乳化したクリームは2~4週間の連用試験で角層水分量が上昇し、TEWL(経表皮水分蒸散量)が低下、すなわちバリア機能の向上が確認されました。さらに、セラミドをあらかじめ複合化したPhytocompo™-Cで乳化したクリームは、セラミド+ノニオン界面活性剤を個別配合したクリームよりも、バリア機能の向上が見られました。こうした水分保持とバリア機能の向上により、Phytocompo™-PPで乳化したクリームは乾燥による小じわの目立ちを抑える傾向が2週間後の観察で確認されています。

レシチン由来ながら着色・臭気を抑え、O/Wでは幅広い油剤に対応、W/Oではシリコーンフリーでものびが良く心地よいテクスチャーを付与する処方者視点の価値に、in vitroおよび連用試験で得られた保湿・バリア関連データを加え、完全植物由来・天然保湿成分のみというクリーンな設計で同時に提供できること──これが、当社がPhytocompo™-PPを「次世代の乳化プラットフォーム」と位置づける理由です。
(注)本稿の試験は社内評価に基づくもので、最終製品の効能効果を保証するものではありません
Suppliers’ Day/CEW Awardとは
Suppliers’ Dayは米国で開催される化粧品原料・処方技術の国際展示会です。CEW Awardは美容産業のイノベーションを評価するアワードで、会期中に注目製品が選出・紹介されます。日本精化は本アワードに、植物由来・多機能・高官能を兼ね備えたPhytocompo™-PPをエントリーしました。
※Phytocompoは、日本精化㈱の「登録商標」です。