2024年6月号

アンチエイジング作用のあるピーリング剤,TEGO® RenewHA Mandelic

月号・特集 Cosmetic Science 2024年6月号
論文No 07
著者所属 エボニックジャパン株式会社 ケアソリューションズ部
著者 森田 大樹
タイトル アンチエイジング作用のあるピーリング剤,TEGO® RenewHA Mandelic
論文の概要(要約) マンデル酸(TEGO® RenewHA Mandelic)をピーリング剤としてだけでなく、アンチエイジング作用を併せ持つ成熟女性向け美容素材として再定位する論考である。マンデル酸はαヒドロキシ酸に属するが、グリコール酸・乳酸・サリチル酸と比べ表皮到達性が低く刺激が少ないことが追跡調査とECHA評価で示されている。ケミカルピーリング研究では8週間の施術で各種ニキビ症状が減少し、Jacobsらのin vivo試験では昼6%・夜4%製剤の4週間連用で肌弾力性指標Ur/Ueの上昇、ハリ指標Ufの減少、目じりのシワや乾燥小ジワ・透明感の改善が確認された。成熟女性のカスタマージャーニーに適した活性成分として提案している。
研究目的 マンデル酸をマイルドなピーリング剤であると同時にアンチエイジング作用を有する成熟女性向け活性成分として位置づけ、その有効性と安全性の文献的エビデンスを整理することを目的とする。
手法 マンデル酸とグリコール酸・乳酸・サリチル酸等の浸透性・有害事象データおよびECHAハザード評価を比較レビューし、ニキビに対するケミカルピーリング試験成績、Jacobsらの昼用6%・夜用4%マンデル酸製剤によるin vivoキュートメーター試験、ならびにTPC社美容意識調査等の文献データを統合的に紹介している。
主要成果 マンデル酸ピーリングは他AHA/BHAと比較して有害事象が最少で、8週間で各種ニキビ症状を27.8〜59.3%に減少させた。4週間連用で肌弾力性Ur/Ue+25.4%、ハリ指標Uf−23.8%の有意な改善を示し、目じりのシワ・乾燥小ジワ・透明感の向上が観察された。

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