2024年8月号

デキストリン脂肪酸エステルのゲル化特性を利用したクレンジングジェル処方

月号・特集 Cosmetic Science 2024年8月号
論文No 03
著者所属 千葉製粉株式会社 機能素材事業本部化粧品素材開発部開発課
著者 今井 裕美
タイトル デキストリン脂肪酸エステルのゲル化特性を利用したクレンジングジェル処方
論文の概要(要約) オイルクレンジング料は使用時のタレ落ちや肌摩擦の観点から、適度な増粘・ゲル化技術が求められる。本稿では、千葉製粉のレオパール®シリーズとして展開されるデキストリン脂肪酸エステルに着目し、パルミチン酸デキストリン2種(硬さ・透明性・感触の異なる品種)とミリスチン酸デキストリン、及びそれらの併用系で調製したオイルゲルのレオロジー特性とトライボロジー特性、官能評価を実施した。単品では得られない特徴(指溶けの良さ、透明感、タレ落ちの抑制)が併用により実現できることを見出し、得られた知見を活用してジェル状オイルクレンジング処方の設計例を提示した。原料メーカーが自社素材の特性を体系的に示し、処方応用の指針を提示する技術情報として整理している。
研究目的 各種デキストリン脂肪酸エステルのオイルゲル特性を比較評価し、その結果に基づきジェル状オイルクレンジング処方を設計すること。
手法 パルミチン酸デキストリン2種、ミリスチン酸デキストリン、及び併用系でオイルゲルを調製し、硬さ・透明性・感触の官能評価、レオロジー評価、トライボロジー評価を実施した。
主要成果 2種のデキストリン脂肪酸エステル併用により1種単独では得られない指溶けと透明性の両立、タレ落ち抑制を確認し、ジェル状オイルクレンジング処方設計指針を示した。

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