2024年12月号
PPT誘導体によるうねり抑制のためのアプローチ
| 月号・特集 | Cosmetic Science 2024年12月号 |
|---|---|
| 論文No | 07 |
| 著者所属 | 株式会社成和化成 営業部 広報・企画課 |
| 著者 | 有田 ちひろ |
| タイトル | PPT誘導体によるうねり抑制のためのアプローチ |
| 論文の概要(要約) | 毛髪のうねりはコルテックスの偏り、加齢、F-Layer損傷による親水化など多様な要因で生じる。本稿では加水分解タンパク質のN末端に高級アルキル鎖を持つ4級アンモニウム基を結合させた誘導体として、Promois WK-SAQ(SDHK)とPromois WR-CAQ(CDHR)を紹介した。カチオン部位がアニオン化毛髪に選択吸着して補修し、高級アルキル鎖が表面を疎水化する二重機序を持つ。ブリーチ3回処理毛でCDHR処理は湿度52→72%でも曲率半径を維持し、SDHK配合シャンプー/コンディショナー連用や加振・接触角・吸水試験により、広がり抑制・疎水性回復・湿度変化時の吸湿放出幅縮小が確認された。 |
| 研究目的 | 高級アルキル4級アンモニウム化PPT誘導体(SDHK、CDHR)のうねり抑制機序を、曲率半径・外観・加振・接触角・吸水試験で多面的に検証する。 |
| 手法 | ブリーチ3回処理毛(曲率半径2.8〜3.2cm)をCDHR1.0%水溶液で処理し湿度52%→72%での曲率半径測定。SDHK0.67%配合SP/CDによるハーフヘッド1週間連用試験。ブリーチ5回処理毛への加振試験(1.7Hz、1cmストローク、10分)。接触角測定(1.5μLイオン交換水滴下)、飽和硝酸マグネシウム(52%)と飽和塩化アンモニウム(79.3%)による吸水試験。 |
| 主要成果 | CDHR処理毛は湿度上昇時も曲率半径が維持され、SDHK配合SP/CDは連用・加振後も広がりとうねりを抑制。CDHRで接触角が大きく疎水性が回復し、SDHKで湿度変化時の吸湿・放出幅が縮小するなど水分コントロール効果を確認した。 |