2025年2月号

サンスクリーンの紫外線防止効果に対する耐水性測定法に関する自主基準とその運用

月号・特集 Cosmetic Science 2025年2月号
論文No 01
著者所属 株式会社資生堂 みらい開発研究所、日本化粧品工業会フォトプロテクション部会/日本化粧品工業会
著者 藤原 留美子/辰広 幸哉
タイトル サンスクリーンの紫外線防止効果に対する耐水性測定法に関する自主基準とその運用
論文の概要(要約) サンスクリーンは紫外線から皮膚を守る機能性化粧品であり、水に濡れる場面での耐水性も重要な性能である。従来、耐水性表示は各社独自の試験法により行われ商品間比較ができなかった。日本化粧品工業会(JCIA)は2020年にISO16217およびISO18861が国際規格として発行されたことを受け、2021年10月15日に「紫外線防止効果に対する耐水性測定法基準〈2021年版〉」を自主基準として発出した。本稿では本基準の内容と策定の背景、水浴前後のSPF保持率を算出する測定手順、UV耐水性★/★★の表示要件、運用開始後の頻出質問と回答を解説し、業界横断的な耐水性評価の標準化の意義を示す総説である。
研究目的 水浴前後のSPFを比較し保持率で耐水性を判定する自主基準の内容と運用方針を業界に周知する。
手法 ISO24444に基づく水浴前SPF測定、ISO16217準拠の水浴条件(20分水浴、水温30±2℃、水流0.02〜0.05m/s)で40分または80分の水浴試験を実施し、ISO18861に基づきSPF保持率を算出する。
主要成果 SPF保持率の90%信頼限界下限値が50%以上なら耐水性あり、40分でUV耐水性★、80分でUV耐水性★★と表示する運用ルールを確定した。

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