2025年4月号
医薬部外品美白有効成分デクスパンテノールWの有効性と安全性
| 月号・特集 | Cosmetic Science 2025年4月号 |
|---|---|
| 論文No | 04 |
| 著者所属 | ポーラ化成工業 製品設計開発部 エビデンスセンター 有効性グループ |
| 著者 | 森岡 紀子 |
| タイトル | 医薬部外品美白有効成分 デクスパンテノールWの有効性と安全性 |
| 論文の概要(要約) | 2018年に医薬部外品美白有効成分として承認されたデクスパンテノールWについて、有効性・作用機序・安全性を総合的に報告した原料論文である。正常ヒト表皮ケラチノサイト(NHEK)に添加するとCoA量が増加してクエン酸回路が活性化し、ATP産生と細胞増殖が用量依存的に促進された。ヒト上腕内側部での二重盲検プラセボ対照試験では、テープストリッピング法で角層細胞面積の有意な減少を確認し、ターンオーバーを正常範囲で促進することを実証。紫外線誘発色素沈着に対しても目視・色差計評価で有意なΔL*改善を示した。さらに132名・12カ月の長期連用試験では試験品に起因する有害事象や白斑等の色素異常を認めず、大規模な安全性データを蓄積した。 |
| 研究目的 | ターンオーバー促進を作用点とする新規美白有効成分デクスパンテノールWの有効性と長期安全性を示すことを目的とした。 |
| 手法 | NHEKでの細胞増殖・ATP・CoA測定、ヒト臨床のターンオーバー評価と紫外線誘発色素沈着試験、45名のパッチテスト、132名12カ月の長期連用試験を実施した。 |
| 主要成果 | CoA増加を介しATP産生とターンオーバーを促進し、色素沈着抑制効果と高い安全性が両立することが確認された。 |