2025年6月号

ヒト摘出皮膚を用いたパスウェイ解析による化粧品成分の網羅的な有用性評価

月号・特集 Cosmetic Science 2025年6月号
論文No 06
著者所属 株式会社ニコダームリサーチ
著者 山村 雅章
タイトル ヒト摘出皮膚を用いたパスウェイ解析による化粧品成分の網羅的な有用性評価
論文の概要(要約) 本研究は、ヒト摘出皮膚(ex vivo)を用いた比較プロテオミクスフェノタイピングとパスウェイ解析により、化粧品有効成分(成分X)配合クリーム製剤の有用性を評価したものである。35歳女性ドナー由来摘出皮膚に成分X配合3種(X1、X2、X3)および基剤を1日2回計6回塗布し、LC-MS/MSプロテオミクス解析、IPAによるカノニカル経路・上流制御因子・生物機能解析を実施した。6,000超のタンパク質が同定され、有効成分配合群ではLXR/RXR活性化・酸化的リン酸化等が活性化し、IL-8シグナルやミトコンドリア機能障害が阻害された。皮膚バリア・抗酸化機能改善および炎症抑制の可能性を示し、動物実験代替法としての有用性を示した研究である。
研究目的 ヒト摘出皮膚を用いた比較プロテオミクスフェノタイピングとパスウェイ解析により、特定の化粧品有効成分(成分X)を含むクリーム状製剤の皮膚への網羅的な影響を評価する。
手法 35歳女性ドナーの摘出皮膚にX1・X2・X3・基剤を1日2回計6回塗布し、LC-MS/MSでプロテオミクス解析を行い、IPAソフトウェアによりカノニカル経路・上流制御因子・生物機能の活性/阻害をz-scoreで評価した。
主要成果 6,000超のタンパク質が同定され、成分X配合製剤はLXR/RXR活性化や酸化的リン酸化の活性化、IL-8シグナルやミトコンドリア機能障害の阻害を示し、皮膚バリア機能・抗酸化機能の改善と炎症抑制作用の可能性が示唆された。

※ 閲覧にはCosmetic Scienceデジタル版の
会員登録が必要です