2025年8月号
肌のうるおい感の視触覚物理量による評価とスキンケア基剤開発への応用
| 月号・特集 | Cosmetic Science 2025年8月号 |
|---|---|
| 論文No | 01 |
| 著者所属 | 株式会社資生堂 みらい開発研究所 |
| 著者 | 松森 孝平/大髙 瞳/島倉 瞳/齋藤 直輝 |
| タイトル | 肌のうるおい感の視触覚物理量による評価とスキンケア基剤開発への応用 |
| 論文の概要(要約) | 肌のうるおい感を客観的に評価するため、視覚および触覚の物理量を特定し、評価系を構築した研究である。画像解析によりL*値の歪度および中周波帯域の標準偏差がうるおい感の視覚的指標となることを見出した。触覚評価では摩擦係数と振動特性がうるおい感と相関し、摩擦が高く振動が低いほどうるおい感が高いことを示した。これらの知見を用いてクリームを試作し、主観評価で期待どおりの効果を確認した。本評価系はスキンケア製剤開発において有用な客観的指標を提供するものである。 |
| 研究目的 | 肌のうるおい感の判断に用いられる視覚的・触覚的な物理量を特定し、スキンケア製剤開発に応用可能な客観的評価系を構築することを目的とする。 |
| 手法 | 日本人女性の顔画像を用いたL*値の周波数解析による視覚評価、および摩擦感テスターを用いた摩擦係数・振動特性の触覚評価を行った。 |
| 主要成果 | L*歪度と中周波帯域のL*標準偏差が視覚的うるおい感と高い相関を示し、触覚評価では摩擦係数と振動特性がうるおい感知覚と対応した。視覚・触覚物理量を用いた評価系が製剤開発に有効であることを実証した。 |