2025年8月号

化粧品開発における有用性評価の現状と戦略的アプローチ

月号・特集 Cosmetic Science 2025年8月号
論文No 02
著者所属 TOA株式会社 スキンリサーチセンター
著者 中井 隆人/西浦 英樹
タイトル 化粧品開発における有用性評価の現状と戦略的アプローチ
論文の概要(要約) 化粧品開発における有用性評価の現状を概説し、戦略的アプローチを提案する総説である。消費者意識の変化や規制強化を背景に、機能的価値と感情的価値の両面を統合した評価の重要性を論じている。TOA社が独自に開発した擬似角層モデルによる製剤浸透の可視化手法や、双子を用いた官能知覚研究など、新しい評価方法論を紹介している。今後は心理的・社会的側面も含むQOL向上への貢献が期待されると述べている。有用性評価は科学的評価のみならず戦略的ツールとしても重要である。
研究目的 化粧品の有用性評価の全体像を整理し、消費者中心の評価手法や戦略的活用について提言することを目的とする。
手法 擬似角層モデルによる製剤浸透の可視化、双子試験による官能知覚研究、in vitro/in vivo評価体制の構築を紹介する。
主要成果 有用性評価は科学的アプローチだけでなく、マーケティング・規制遵守・製品差別化のための戦略的ツールとしても位置づけられ、心理的・社会的側面を含む多面的評価の枠組みが今後重要となる。

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