2025年8月号

最新の分析手法を用いた化粧品製剤内部構造の可視化技術

月号・特集 Cosmetic Science 2025年8月号
論文No 04
著者所属 株式会社日産アーク
著者 飯田 景子・磯田 綾乃・宋 哲昊・服部 真帆
タイトル 最新の分析手法を用いた化粧品製剤内部構造の可視化技術
論文の概要(要約) 口紅、サンスクリーン剤、スキンケア製品を対象に、3次元X線顕微鏡(3D-XRM)、クライオ電子顕微鏡、共焦点ラマン分光法を用いて製剤内部構造を可視化した研究である。口紅では無機粒子の分散状態やカードハウス構造を観察し、サンスクリーン剤では塗布膜の乾燥過程における成分分布変化を追跡した。さらにスキンケア層の3D構造を塗布方法の違いにより比較検討している。最先端の非破壊分析技術は製剤設計の精度向上に貢献するものである。
研究目的 最先端の分析装置を用いて市販化粧品製剤の内部構造をミクロからナノレベルで非破壊的に可視化し、製剤設計の精度向上に貢献することを目的とする。
手法 3D-XRMによる非破壊内部構造観察、クライオSEM/TEMによるカードハウス構造の観察・EDX元素分析、共焦点ラマン顕微鏡による深さ方向マッピングを行った。
主要成果 口紅の無機粒子が軸方向に対し平行に配向していること、サンスクリーン膜の乾燥に伴う成分分布変化、スキンケア塗布方法による膜構造の差異を可視化・定量化することに成功した。

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