2025年8月号

質量分析法を利用した化粧品製剤の評価技術

月号・特集 Cosmetic Science 2025年8月号
論文No 07
著者所属 地方独立行政法人 東京都立産業技術研究センター
著者 石川 雄樹・永川 栄泰
タイトル 質量分析法を利用した化粧品製剤の評価技術
論文の概要(要約) MALDI質量分析法の原理と化粧品製剤評価への応用を解説した論文である。ポリオキシエチレン系乳化剤の分子種分析、日焼け止め乳液の質量イメージング測定、酸化型染毛剤の反応生成物の多変量解析による追跡、および人工膜を用いた訴求成分の浸透評価など、多様な事例を紹介している。中小企業の製品開発支援機関としての都産技研の役割も述べている。質量分析が化粧品製剤評価において有用なツールであることを実例で示すものである。
研究目的 MALDI質量分析法の基本原理とデータの読み取り方を解説し、化粧品製剤の評価に有用なツールであることを実例とともに示すことを目的とする。
手法 MALDIイメージング質量分析、LDI法、主成分分析(PCA)による多変量解析、Strat-M人工膜を用いた浸透試験と質量イメージングを実施した。
主要成果 MALDI質量分析により乳化剤の分子種同定、日焼け止め成分の分散・分布の可視化、酸化染毛反応生成物の追跡、浸透促進剤の有無による訴求成分の浸透差の可視化が可能であることを実証した。

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