2025年10月号
光老化認知度向上の現状と課題〜「光老化」啓発は進んだか?〜
| 月号・特集 | Cosmetic Science 2025年10月号 |
|---|---|
| 論文No | 02 |
| 著者所属 | 特定非営利活動法人 皮膚の健康研究機構 |
| 著者 | 平松 泰成・宮地 良樹 |
| タイトル | 光老化認知度向上の現状と課題 〜「光老化」啓発は進んだか?〜 |
| 論文の概要(要約) | 光老化は美容上の問題を超え、皮膚がんリスクとも直結する公衆衛生課題である。本稿では、2016年に設立された光老化啓発プロジェクト委員会の10年にわたる活動を振り返り、一般消費者の認知と行動のギャップを多角的に検証した。2025年の認知度調査では「意味を含めて知っている」は8.3%にとどまり、ここ10年で大きな向上は見られない。サンスクリーン剤の表示SPF/PA値と実使用量の乖離、男女間の使用習慣の差、学童期対策の停滞などの課題を整理し、オーストラリアのSunSmartプログラムとの比較から、医薬品分類や効能表示強化、教育現場への導入など体系的アプローチの必要性を提言した。さらにM式塗布法など行動変容を促す工夫も紹介した。 |
| 研究目的 | 日本における光老化の認知と行動のギャップの根源を解明し、今後の啓発施策を提言することを目的とした。 |
| 手法 | 委員会による過去10年の認知度調査・啓発活動の成果を整理し、国際規制やオーストラリアの成功事例との比較を通じて課題を明らかにした。 |
| 主要成果 | 認知度は依然として低く、サンスクリーン剤の表示規制強化、男性・学童への啓発、産学官連携による体系的施策が不可欠であることが示された。 |