2025年10月号
光老化の予防におけるサンスクリーンの役割と国際的動向
| 月号・特集 | Cosmetic Science 2025年10月号 |
|---|---|
| 論文No | 04 |
| 著者所属 | 株式会社コーセー 研究所 |
| 著者 | 後藤 祐一郎 |
| タイトル | 光老化の予防におけるサンスクリーンの役割と国際的動向 |
| 論文の概要(要約) | 光老化は長年の紫外線曝露によって引き起こされる皮膚老化であり、皮膚老化の約80%を占めるとされる。本稿では紫外線の波長特性とUVB・UVAによる分子・細胞レベルの損傷機序を整理し、サンスクリーン剤の紫外線防御効果測定に関するISO規格(24444・24442・24443・16217・18861)および2024年制定の新規規格(23675・23698)の意義を概説した。さらに日本・米国・EUにおける効能表示や耐水性表示の相違を比較し、臨床試験で示されたサンスクリーン剤の光老化抑制効果の科学的根拠を提示した。適切な剤型選択・塗布量・塗り直し習慣の普及と、日本における効能表示強化の必要性を論じ、光老化予防を社会に根付かせる課題を示した。 |
| 研究目的 | 光老化の発生機序とサンスクリーンの防御効果測定法・表示制度・臨床的有用性を国際比較し、予防上の課題を明らかにすることを目的とした。 |
| 手法 | ISOによる各種紫外線防御効果測定法、各国の表示制度、及び国内外の臨床試験データを文献レビューで整理した。 |
| 主要成果 | 広域スペクトル型サンスクリーンの十分量・継続使用は光老化抑制に有効であり、剤型ごとの塗布量差や日本の効能表示規制、塗り直し習慣の定着不足が依然として課題であることを示した。 |