2025年12月号
「メイクアップの耐久性を向上させるフィックスミストの製剤化と評価」
| 月号・特集 | Cosmetic Science 2025年12月号 |
|---|---|
| 論文No | 04 |
| 著者所属 | 株式会社コーセー メイク製品研究室 |
| 著者 | 吉田 祥麻 |
| タイトル | メイクアップの耐久性を向上させるフィックスミストの製剤化と評価 |
| 論文の概要(要約) | メイクの仕上げ工程で使用するフィックスミストは、化粧層全体を薄い皮膜で覆い耐水性や耐皮脂性を付与することで化粧持ちを向上させる。従来の水系1層、油系1層、乳化1層タイプには耐水性不足、化粧崩れ、噴霧均一性低下などの課題があった。本研究ではこれらの課題を解決するため、油相に耐水性の高い皮膜形成剤を配合しつつ油剤量を抑え、乳化剤を用いない油/水2層タイプのフィックスミストを開発した。皮膜形成剤としてトリメチルシロキシケイ酸(MQレジン)を用い、塗膜耐水性、噴霧挙動、化粧持ち評価を行うとともに、塗膜形成挙動を定量的に評価し化粧持ち効果との関連を検討した。 |
| 研究目的 | 従来のフィックスミストが抱える耐水性・化粧崩れ・噴霧均一性の課題を解決する新規2層タイプフィックスミストを開発し、その製剤特性と化粧持ち効果を評価する。 |
| 手法 | 油相に耐水性皮膜形成剤(MQレジン)を配合した油/水2層タイプミストを作製し、スプレーボトルで噴霧して噴霧角度・粒子径・塗膜耐水性・塗膜形成挙動・化粧持ちを評価した。 |
| 主要成果 | 油/水2層タイプは乳化由来の課題を回避しつつ、耐水性の高い皮膜を均一に形成し、化粧持ちを従来型より有意に向上させた。塗膜形成挙動の定量評価により、皮膜形成剤の拡がり方と化粧持ち効果の関連が明らかとなった。 |