2026年2月号

ジャスミンサンバック(Jasminum sambac)の香りによる生理作用と皮膚機能の改善

月号・特集 Cosmetic Science 2026年2月号
論文No 04
著者所属 株式会社資生堂 ブランド価値開発研究所
著者 福喜多 祐子/森山 未央 他
タイトル ジャスミンサンバック(Jasminum sambac)の香りによる生理作用と皮膚機能の改善
論文の概要(要約) 本研究は、ジャスミンサンバック(Jasminum sambac)の香り(JS)が自律神経系・皮膚機能に及ぼす即時的・持続的効果を検証したものである。健常女性を対象とした単回使用試験では、JS刺激により交感神経活動指標が有意に抑制され、指の皮膚血流と皮膚温度が有意に増加し、頬部冷却負荷後の皮膚粘弾性R7が有意に改善した。20〜49歳女性31名を対象とした8週間の長期連用試験では、対照群と比較してJS条件で唾液酸化還元電位が有意に低下し、前腕内側の皮膚粘弾性R7が有意に向上した。JSの嗅覚刺激が交感神経抑制を介した血流・皮膚温上昇と酸化ストレス低減を通じ、皮膚粘弾性の持続的改善をもたらすことを示した。
研究目的 ジャスミンサンバックの香り(JS)が自律神経系及び皮膚機能(血流・皮膚温度・粘弾性・酸化ストレス)に及ぼす単回的・継続的効果を検証する。
手法 JS香料(Jasminum Sambac Flower Extract)をエタノールまたはクエン酸トリエチルに溶解し、単回使用試験(自律神経・皮膚血流・皮膚温度・冷却負荷後の皮膚粘弾性)と8週間の長期連用試験(ルームスプレー等、唾液ORP・前腕皮膚粘弾性)を実施し、対照群と比較評価した。
主要成果 単回使用でJSは交感神経活動を有意に抑制し、皮膚血流・皮膚温度を上昇させ、冷却後の頬部皮膚粘弾性R7を有意に改善した。長期連用では唾液ORPが有意に低下し、前腕皮膚粘弾性R7も有意に向上した。

※ 閲覧にはCosmetic Scienceデジタル版の
会員登録が必要です