2026年6月号

細胞外小胞の理解と最新知見─皮膚・毛髪科学と化粧品応用への展望─

月号・特集 Cosmetic Science 2026年6月号
論文No 02
著者所属 東京医科大学 医学総合研究所 分子細胞治療研究部門
著者 吉岡 祐亮
タイトル 細胞外小胞の理解と最新知見─皮膚・毛髪科学と化粧品応用への展望─
論文の概要(要約) 細胞外小胞(EVs)の基礎概念と研究の前提を整理した上で、皮膚・毛髪科学領域の最新知見と化粧品応用への展望を示した総説である。EVsは脂質二重膜に多様な分子を内包する微粒子であり、ISEVが定めるMISEV2014/2018/2023指針のもと再現性と透明性の確保が求められる。エクソソームを含むEVsについて、起源・サイズ・分子マーカー・分離法を併記する考え方を解説し、皮膚恒常性維持・創傷治癒・老化制御・毛髪研究におけるEVsの役割を概観する。
研究目的 細胞外小胞の基本概念と研究上の留意点を整理し、皮膚・毛髪科学領域における最新知見と化粧品応用の可能性を明らかにすること。
手法 EVs研究におけるISEV/MISEV指針、皮膚恒常性・創傷治癒・老化・毛髪研究での知見を文献レビューで体系化。
主要成果 EVsは粒子の不均一性が大きく、エクソソームを含む総称として用いることが現実的である。皮膚・毛髪領域では細胞間コミュニケーションを担う因子として注目され、化粧品応用に向けては定義・回収法・評価法を一貫して説明できる体制が必要であることが示される。

※ 閲覧にはCosmetic Scienceデジタル版の
会員登録が必要です