THE 共創市場
これからの日中化粧品産業

楊 建中 氏

一般社団法人 日中化粧品国際交流協会
理事長

楊 建中

約20年間急激に発展してきた中国化粧品市場は最近減速している一方、2023年では初めて国産ブランドが5割を上回った。同じ時期に中国向けの日本製化粧品の輸出額は17%減少したのに対し、中国からの化粧品輸入額は45%も増加した。化粧品分野における日中の関係は「完全なる補完」から「補完と競合」の時期に入りつつある。
化粧品業界に入って30年、日中間で行き来しながらビジネスを実践する筆者は、日中化粧品の現状について、自身で見て、聞いて、感じたことを読者に紹介していく。

2024年12月号

交流イベントから見る中国化粧品市場の現状

2024年10月号

拡大するプレミアムヘアケア市場

2024年8月号

最悪の時代?最良の時代?

2024年6月号

「内巻」,「平替」,そして「出海」
− 転換期を迎えた中国化粧品市場

PROFILE
楊建中 工学博士 一般社団法人日中化粧品国際交流協会理事長 北京生まれ,1985年に来日。1994年から2009年までの間、P&G社のヘアケア製品開発主席研究員などを歴任。2009年4月、美研創新株式会社を設立し代表取締役に就任。2020年8月、中国最大手化粧品メーカーPROYA Cosmetics Co., Ltd.との合弁会社 株式会社オー•アンド•アールを設立。